こんにちは!Shawです。
【投資初心者必読#4】では株式投資の方法について徹底的に解説しました。
株式投資は長期的な目線を持ちながら、資産配分にも気を付けて投資をしていく必要がありましたね。
今回、この記事で取り上げる「債券」も、皆さんのポートフォリオに加えておくべき資産の一つです。
しかし、「株式」に比べたら知識がないなーと思っている人も多いのではないでしょうか?
そこで、この記事では、現役の銀行員でもある当ブログ運営者のShawが債券への投資方法について徹底的に解説したいと思っています!
例えば、株式が大暴落したとき、世の中のお金持ちも大金を失っているのでしょうか?
答えは”No”です。
なぜならば、お金持ちの投資家の多くは、債券に大きな額を投資しているからです。
債券に投資すると、決まった利子を支払ってもらえるため、不況の時でも一定の収入が保証されます。
投資家の中にはそれほど関心を示さない人もいますが、「債券」はポートフォリオにおいて貴重な存在になります。
まずは、「債券」とはどういうものかについて確認したうえで、投資方法についても解説していきます!
本編に入る前にご紹介です。
資産運用をまだ始めていない人も、資産運用をすでに始めた人も、近くに専門の人がいないと不安なことも多いかと思います。
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債券とは?
簡単に言ってしまえば、債券は国や会社の借金のことを指します。
ある会社の債券を購入するということは、その会社にお金を貸すのと同義であり、会社は借金を返済する義務があります。
会社はお金を借りる代わりに、返済する際に利子を上乗せしてくれます。
また、国や会社が債券を発行するときは、返済の期日をあらかじめ決めておきます。
この期日のことを「満期」と言い、満期が来たら、債券の発行者は借りたお金を全て返さなければなりません。
中には、発売時に条件を付けて、満期よりも早く償還する場合もあります。
ここまで読むと、お金が返ってくるので、債券はとても安全な投資に思えるかもしれません。
しかし、実はリスクの高いものもあるので注意が必要です。
財務状況が危ない政府や会社が発行した債券は「債務不履行(デフォルト)」のリスクがあります。
そのため、お金を貸す相手を慎重に選ぶ必要があるのです。
債券は本当にいい投資先なのか?
この答えは、利子の収入に魅力を持つか、投資にどの程度の安全性を求めるかで決まります。
多様な資産クラスに分散したポートフォリオを組みたいならば債券投資をおススメします。
債券には大きく分けて、「社債」と「公債」の二種類があります。
詳細は後述しますが、「公債」の方が、リスクを低く抑えることができます。
どの債券を購入するのかについても、自分のリスク許容度を知り、投資対象にどれくらいのリスクがあるのかを理解しておくことが大切になります。
社債
社債は公債よりもリスクが高いとされ、社債の利子は公債よりも高く設定されている場合が多いです。
政府と会社を比較すれば、破産するリスクが高いのはもちろん会社の方ですよね。
社債を発行する会社にもいろいろあります。
長い歴史を持ち評価の高い大企業もあれば、無名の小さい会社、手出しするのは危険な会社もあるため、投資家にわかりやすいように、格付け会社(ムーディーズやS&P)により債券の格付けが行われています。
債券の格付けを見れば、利払いや元本の返済が確実に行われるか、その会社の財務状況が安全かどうかわかるというわけです。
ムーディーズ | S&P | 格付けの説明 |
---|---|---|
Aaa | AAA | 最高の格付け |
Aa | AA | 最高格付けとの差はごくわずか |
A | A | 信用度は中の上 |
Baa | BBB | 信用度は中 |
Ba | BB | 「投機的」と判断される場合も |
B | B | 将来的な支払い能力は保証できない |
Caa | CCC | デフォルトの可能性が高い |
Ca | CC | きわめて投機的 |
C | C | 最低クラス |
D | D | デフォルト |
財務状況があまりにも悪い会社には「投資不適格」という格付けが下ることもありえます。
一方、格付けの高い会社は、債券の利率が低く設定されていることが多いです。
なぜなら、破綻の心配が少ないのでリスクが低いとみなされるためです。
しかし、ここで注意したいのは有名な企業だから絶対に安心というわけではないということです。
誰もが知っているような大きな会社でも、何らかの理由でいきなり破綻するという例はいくつもあるからです。
例えば、リーマン・ブラザーズ、日本航空、そごうなどが挙げられます。
評価の低い会社も債券を発行できますが、それらの債券は「ハイイールド債」と呼ばれます。
「ハイイールド」とは利回りが高いという意味ですが、裏を返せばリスクも高いということです。
ハイイールド債には基本的には投資しないことをオススメしておきます。
もし、したい場合はハイイールド債の投資信託を買うべきです。
安全な社債に投資したい方は、大規模から中規模で、財務状況が健全な会社を選びたいところですね!
公債
公債とは、国や地方自治体が発行する債券のことです。
社債よりもはるかに安全とされていますが、南米などの財政が安定しない国の国債はリスクが高くなります。
リスクが低く、絶対に安全な投資を求めるなら日本の個人向け国債はベストな選択肢になりえます。
個人向け国債には日本政府による信頼と信用という裏付けがあるからです。
1万円から、証券会社、銀行などの金融機関や郵便局で口座を開設して申し込むだけで購入でき、個人間での譲渡や相続も可能です。
予定外の出来事で、お金が必要になった時も、発行後1年を経過した時点から、額面1万円単位での中途換金も可能なので、流動性も基本的には問題ありません。
個人向け国債に関心がある人は以下からチェックできますので、ご覧ください!
債券と資産配分
資産配分というと、難しく聞こえるかもしれませんが、実際はシンプルです。
資産配分とは簡単に言えば、自分のお金を株式、債券、投資信託、現金などの資産にどのように分散させるかということです。

冒頭でも述べましたが、債券はポートフォリオに是非組み込んでおいてほしい資産です。
なぜなら、一般的に債券はリスクが低いため、リスクのバランスをとることができるからです。
例えば、小型株に投資して大きなリスクをとっているならば、債券はそのリスクヘッジをしてくれます。
また、債券は利子が確実に定期的に入ってくるという強みもあります。
そのため、株価が暴落し、より安全な債券への投資が増えたときには、平均以上のリターンが期待できることだってあります。
まとめ
ここまで、債券投資について解説しましたが、債券の商品性や安全性などがおわかりいただけましたでしょうか?
簡単に重要なポイントを抜粋しましたので、以下をご覧ください。
- 債券は国や会社の借金であり、定期的な利子収入が得られる投資手段
- リスクは社債>公債の順で高く、格付けを確認することが重要
- 個人向け国債は安全性が高く、1万円から購入可能
- ポートフォリオにおいて、債券はリスク分散とヘッジの役割を果たす
- 投資判断の基準は、定期的な収入の必要性とリスク許容度
- 資産配分において、債券は安定性をもたらす重要な要素
債券は多くの場合、株式よりもリスクが低い金融商品です。
なおかつ、ポートフォリオの中に債券があるだけで、リスクヘッジの役割を存分に担ってくれます。
投資をこれから始める方も、すでに始めている方も、是非ポートフォリオに債券を入れることを検討してみてください!!
次の【投資初心者必読#6】では、投資信託について掘り下げていますので、この記事と合わせてお読みいただければと思います!
また、やはり一人で資産運用するのは不安だなと感じている人は多いと思います。
そのような人には、先述したように、ウェルスコーチという無料の資産運用の一括比較サービスがオススメです!
FP(ファイナンシャルプランナー)と面談をして、1人1人適切な資産運用手法を紹介してもらい、プロのサポートのもと資産運用をすることができます。
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