こんにちは!Shawです。
【投資初心者必読#5】では債券投資の方法について徹底的に解説しました。
債券はポートフォリオに入れるだけでバランスをとる役割を果たしてくれましたよね。
今回、この記事で取り上げる「投資信託」は、皆さんのポートフォリオにおいてメインにするべき資産です。
投資信託は多くの投資家から非常に人気があります。
なぜそこまで人気があるのでしょうか?
そこで、この記事では、現役の銀行員でもある当ブログ運営者のShawが投資信託への投資方法について徹底的に解説したいと思っています!
投資信託は最も優れた投資方法の一つだと、私は考えています。
投資信託を買うだけで分散投資ができるうえ、ドルコスト平均法とも相性が良いからです。
それでは、投資信託とはそもそも何なのかについて、以下から確認していきましょう!
本編に入る前にご紹介です。
資産運用をまだ始めていない人も、資産運用をすでに始めた人も、近くに専門の人がいないと不安なことも多いかと思います。
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目次
そもそも投資信託とは?
投資信託とは、数多くの投資家から集めたお金を運用資金にして、投資のプロたちが株式、債券などに投資するという投資方法のことを指します。
数百人から資金を集めたものもあれば、数万人から集めたものもあり、規模もバラバラです。
投資信託の運用資金の時価総額は純資産総額と言います。
よく見る投資信託の「基準価額」は株価のような基準となる価格のことを指します。
株式が1株、2株と数えるのに対して、投資信託は1口、2口と数えます。
投資信託はなぜ最も優れた投資方法の一つなのか?
私は運用商品の中でも、投資の初心者に対しては投資信託を最もオススメしています。
オススメする理由はいくつかありますが、最も重要なのは、手軽に分散投資ができるという点です。
ただ投資信託を購入するだけで、株式や債券などに幅広く分散されたポートフォリオを組むことが可能になります。
そして、投資のプロに運用を任せられるという点も見逃せません。
ファンドマネージャーと呼ばれるプロが、あなたに代わって株式や債券などを選んで運用を進めてくれます。
分析やリサーチも全てファンドマネージャーがしてくれるので、ただ投資信託を買い続けるだけで大丈夫です。
これは、投資信託を購入している人たちがファンドマネージャーを雇い、運用をお願いしているのと同義ですよね!
ファンドマネージャーは一様に同じ運用をするのではなく、「アクティブ」と「パッシブ」の2種類の運用方法を使い分けています。
これらについて、以下で確認しましょう。
アクティブファンドとパッシブファンド
アクティブ(積極的)に運用される投資信託は「アクティブファンド」、パッシブ(受身的)に運用される投資信託は「パッシブファンド」と呼ばれます。
最終的な運用成績が大きく異なる可能性があるため、この二つの違いを理解しておくことは大切です。
アクティブファンド
アクティブファンドとは、市場の平均よりも上の成績を目指すファンドのことです。
ファンドマネージャーがチームを組み、業界、会社、市場について幅広く情報を集めて分析を行い、できるだけ大きなリターンを生むことができるように銘柄を選択して運用します。
しかし、市場より上の成績を残すのは並大抵のことではありません。
その時々で勝つことはあっても、継続して勝ち続けるのはほぼ不可能に近いものがあります。
歴史を振り返ってみても、市場平均をはるかに上回った成績を残したファンドマネージャーはビル・ミラーやピーター・リンチなど数十人に過ぎません。
アクティブファンドがほとんど勝てない理由の一つは手数料が挙げられます。
ファンドを運用するプロたちはただ働きするわけではありません。
彼らはたいてい高給取りであり、私たち投資家が支払う手数料が彼らの給料になっているのです。
パッシブファンド
パッシブファンドは別の名前で呼ぶと、「インデックスファンド」と言います。
インデックスファンドは市場指数(インデックス)に連動するように設計されています。
アクティブファンドと異なり、ファンドマネージャーが独自に銘柄を選ぶわけではなく、指標となる指数と同じ動きをするように運用します。
そのため、アクティブファンドよりリスクが小さく、手数料も安い傾向にあります。
この2点だけでも、インデックスファンドが優れた投資方法と呼ぶ十分な理由です。
「インデックスファンドは市場に連動しているだけでいい投資ではない」という人が中にはいるかもしれませんが、決してそんなことはないと私は主張します。
インデックスファンドは、市場指数と同じ成績だからこそ優れているのです。
長い目で見たとき、インデックスファンドの方がアクティブファンドよりいい成績を上げるのが一般的です。
ドルコスト平均法で毎月コツコツと積み立てれば、インデックスファンドの潜在能力を引き出すことができます。
上場投資信託(ETF)
投資信託には、上場投資信託(ETF)というものもあります。
ETFとは、株式と同じように取引所で売買できる投資信託のことを指します。
さまざまな投資信託がETFとして売買されていて、ほとんど多くがインデックスファンドです。
インデックスファンドとETFには多くの利点がありますが、詳細は【投資初心者必読#7】で紹介します!
資産クラスによる投資信託の分類
投資信託は、どんな資産クラスに投資するかにより、様々な種類に分類できます。
株式投資信託
株式投資信託とは、読んでそのまま、株式に投資する投資信託です。
どのような株式を組み込むかは投資スタイルと投資目的によって大きく異なります。
どの国に投資するか
日本株に投資するファンドもあれば、外国株に投資するファンド、両方をミックスしたファンドもあります。
複数の国を組み合わせたファンドであれば、どの国に何%を投資しているのか予め確認しておくべきです。
新興国にたくさん投資しているようであれば、リスクの高い投資になるので注意が必要です。
攻撃的か保守的か
攻撃的なグロース株ファンドは、グロース株を中心に、よりリスクの高い投資を行っています。
グロース株ファンドの目的は「値上がり益を最大化すること」です。
そのため、投資期間を長くとることが可能な若い方々に適していると言えます。
反対に、保守的なファンドの多くは、安定した大企業に投資することが多い傾向です。
投資する会社の規模
会社の規模は株式の時価総額で判断できます。
最もリスクが小さいのは、大型株に投資する大型株ファンドです。
攻撃的なグロース株ファンドよりリスクを低く抑えながら、平均以上のリターンを得ることを目的にしたものです。
リスクが大きいのはIPO(新規株式公開)やスタートアップ企業の株式に投資するファンドです。
高配当株ファンド
高配当株ファンドとは、平均より利回りの高い配当を出す株式に投資するファンドのことです。
長期的な成長を狙いながら、元本割れのリスクを低く抑えることができます。
高配当株ファンドが向いているのは、保守的な投資を好み、投資期間が短い年配の方々でしょう。
その理由は、ファンドからの分配金がすでに分散されたポートフォリオの補完になるからです。
分配金を同じファンドに再投資するのであれば、その効果がさらに大きくなります。
債券投資信託
債券投資信託とは、公債や社債に投資する投資信託のことです。
トヨタ自動車やアマゾンなどの有名企業の社債は安全な投資になりますが、一方でハイイールド債と呼ばれるとてもリスクの大きい社債もあります。
政府が発行する公債も同じで、日本やアメリカが発行する国債は安全な投資になりますが、財政難に悩まされている国や自治体が発行している公債はリスクが大きい傾向です。
一般的には新興国の国債の方が金利が高く設定されています。
なぜなら、デフォルトのリスクが先進国より高いからです。
このように債券投資信託には様々な種類があり、リスクも種類により異なります。
不動産投資信託(REIT)
不動産投資信託(REIT)は、多くの投資家から集めたお金を不動産に投資する投資信託です。
上場されているため、株式と同じように取引所で売買できます。
そして、不動産には家賃という安定した収入があるために、REITには平均よりも高い利回りが期待できます。
また、不動産は流動性が低い(売りたいときに売れない)のが悩ましい点ですが、REITにはその心配はありません。
REITは一般的にポートフォリオをさらに分散させる手段の一つと考えてください。
なぜなら、不動産というハードアセットに投資しているからです。
経済や政治の危機が起こると、不動産価格も下落しますが、不動産自体がなくなることはありません。
しかし、気を付けてほしいこともあります。
それは、経済全体が不景気になれば、REITもまた値下がりする可能性があるということです。
REITは確かに株式のリスクヘッジという側面がありますが、新型コロナウイルスのパンデミックによって、全ての不動産がリスクヘッジにならないことが分かりました。
ここで投資家ができる対策は、個別のREITを買うよりも、インデックスファンドやETFのREITを買うことです。
それだけで、様々な不動産に分散して投資することができます。
まとめ
ここまで、投資信託への投資方法、そして投資信託の種類について掘り下げてみました。
概要は以下の通りです。
- 投資信託は、多数の投資家から資金を集め、プロが運用する投資方法
- 分散投資が容易で、ドルコスト平均法との相性が良い
- インデックスファンドは、低コストで市場平均のリターンを得られる優れた選択肢
- 株式、債券、不動産(REIT)など、様々な資産クラスに投資可能
- ETFは取引所で売買可能な投資信託の一種
- 投資スタイルや目的に応じて、攻撃的なグロース株ファンドから保守的な大型株ファンドまで多様な選択肢がある
- REITは不動産投資を通じてポートフォリオの分散に貢献
投資信託は多くの場合、購入するだけで資産分散が図れる優れた金融商品です。
なおかつ、プロが運用してくれるので、こちらはただ購入するだけで良いという利点もありましたね。
投資をこれから始める方も、すでに始めている方も、是非投資信託の購入を検討してみてください!!
次の【投資初心者必読#7】では、ここでも紹介したインデックスファンドについてさらに掘り下げていますので、この記事と合わせてお読みいただければと思います!!
また、やはり一人で資産運用するのは不安だなと感じている人は多いと思います。
そのような人には、先述したように、ウェルスコーチという無料の資産運用の一括比較サービスがオススメです!
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