こんにちは!Shawです。
【投資初心者必読#6】では投資信託のい・ろ・はについて徹底的に解説しました。
今回、この記事で取り上げるのは、投資信託の中でも「インデックスファンド」です。
私は、インデックスファンドはとても優れた投資方法だと考えています。
なぜならば、インデックスファンドは「市場に勝つのではなく、市場に連動するファンド」だからです。
インデックスファンドはほとんどの投資家がポートフォリオの中心に据えているものでもあります。
そこで、この記事では、現役の銀行員でもある当ブログ運営者のShawがインデックスファンドについて徹底的に解説したいと思っています!
インデックスファンドについて知らない投資家はいないと言っても過言ではありません。
本記事を読み、インデックスファンドを理解したうえで、実際の投資へと進んでいくべきでしょう!
本編に入る前にご紹介です。
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目次
インデックスファンドは王様
皆さんは、「インデックスファンドがそれほどいいものなら、なぜそんなに聞いたことがなかったのだろうか?」と疑問に思うかもしれません。
そこには、金融業界の裏が隠されています。
証券会社の社員やフィナンシャルアドバイザーたちがインデックスファンドのことを隠しているからです。
その理由は、インデックスファンドの手数料の安さにあります。
投資家にとって、手数料の安さはプラス要因でしかありませんが、ファンドを売る側にとってはより高い手数料の商品を売りたいのです。
だから彼らはインデックスファンドではなく、アクティブファンドを多く売ろうと、投資家に勧めています。
あるいはこんな疑問もあるのではないでしょうか?
「若いうちはインデックスファンドのような保守的な投資ではなく、個別株やアクティブファンドで大きなリターンを狙うべきでは?」
もちろん個別株投資は非常に良い投資方法ですし、否定はしません。
しかし、運用の中心は、インデックスファンドにするべきです。
長い目で見たとき、インデックス投資が勝ちます。
インデックス投資こそ資産を築く確実な方法なのです。
確かにインデックスファンドは毎年確実に値上がりするというわけではありません。
しかし、コストの低いインデックスファンドで広く拡散されたポートフォリオを組んでおくだけで、最終的に勝利を得られる可能性が高いのです。
インデックス投資の利点
インデックス投資の利点はいくつもありますが、ここでは最も大切な利点を4つだけ紹介することにします。
手数料の安さ
おそらくもっとも重要な利点の一つは、「手数料が安い」ということです。
私たちはタダのものが好きですが、世の中は残念ながらそれほど甘くはありません。
しかし、インデックス投資は「限りなくタダに近い」といっても過言ではありません。
私たちが購入できる投資信託のうち、最も手数料が安いのはインデックスファンドです。
インデックスファンドの手数料は、アクティブファンドのものより約80%ほど安いと言われています。
なぜならインデックスファンドは、高額な信託報酬(ファンドを管理・運用する費用)を請求しないからです。
手数料が安い分だけ、運用では確実に有利になりますが、特に長期投資を行う個人投資家にとっては、非常に大きな利点になります。
つまり、インデックス投資は「お金の節約」になるのです。
さらに、売買手数料のかからないノーロードのファンドを選択して、有人の証券会社ではなくネット証券会社で購入すれば、経費はもっと安くなります。
手数料は投資のリターンを目減りさせ、究極的には資産形成の妨げになります。
手軽に、長期的には大きなリターンも期待できて、しかも手数料が安い投資方法が実際に存在するのですから、それを活用しない手はないでしょう。
リスクの低さ
インデックスファンドで想定されるリスクは「市場リスク」だけです。
市場リスクとは、金融市場で発生するリスクのことで、株式など金融資産の価格が市場で変動することにより損失が発生する可能性があることを指します。
リスクが市場リスクしかないのであれば、心配性の人やファンドマネージャーを信用できない人でも、インデックスファンドなら安心して投資できます。
そもそもインデックスファンドは、それを購入するだけで、投資した資産は既に十分に分散されています。
つまり、インデックスファンドでポートフォリオを組むだけで、理想的な分散投資ができるというわけです。
ただし、例えばS&P500のインデックスファンドだけでは完全な分散投資にはなりません。
S&P500に加え、日本株のインデックスファンド、さらに投資期間によっては債券のインデックスファンドなどもポートフォリオに加えれば外国株、日本株、債券などに広く分散されることになるため、リスクをさらに分散させることが可能になりますよね!
このように、複数の種類の異なるインデックスファンドを分けて持つことをオススメします!
何に投資しているか分かりやすい
インデックス投資には、自分が何に投資しているか分かりやすいという大きな利点もあります。
例えば、S&P500のインデックスファンドに投資しているなら、投資対象はS&P500に含まれる銘柄だけです。
S&P500に含まれる銘柄は、平均して年に5%ほどが変更され、買収された会社や破産した会社などが除外され、新しい成長企業や優良企業が加えられます。
これはつまり、構成銘柄の95%はほとんど変わらないということを指します。
この安定性は投資家にとっては大きな魅力ですよね!
一方のアクティブファンドは、ファンドマネージャーが独自の判断で売買を繰り返しているため、投資家には中身がよく分からなくなっていることが多くあります。
例えば、小型株に特化したファンドだったのに、小型株の値動きによってはいつの間にか、中型株かさらには大型株のファンドになってしまっていることもあります。
このようにアクティブファンドは本来の投資目的を外れてしまうことがよくあるのです。
税金が安い
税金はできるだけ払いたくありませんが、税金から逃れるのは不可能です。
しかし、NISAという手段を活用すれば税金を払わなくて済みます。
NISAについて知りたい人は以下の記事にまとめてありますのでご覧ください!
話を戻しましょう。
税金から逃れるのは不可能であるため、資産形成では、必ず税金のことも考慮に入れなければなりません。
課税口座で運用するならば、アクティブファンドよりインデックスファンドの方が、多くの場合税金は安くなります。
その主な理由は、インデックスファンドは「ターンオーバー」が少ないからです。
ターンオーバーとは保有銘柄を変更することです。
アクティブファンドは頻繁に売買を行ってターンオーバーが起こるので、その度に売却益から税金を払うことになります。
一方で、インデックスファンドは、基準となる指数と同じ銘柄を持ち続けていれば良いため、ターンオーバーが少なく、売却益にかかる税金を払う回数も少なくて済みます。
上場投資信託(ETF)
これを機にインデックスファンドに投資してみたいと思った人は多いのではないでしょうか?
そう思った人は、投資信託以外にも、上場投資信託(ETF)という選択肢があることを覚えておいてください。
ETFは基本的にはインデックスファンドと同じものですが、株式と同じように取引所で売買できるという特徴があります。
例えば、投資信託は注文を出したらすぐに売買できるわけではなく、決済が完了するまでに数日ほどかかります。
それに対して、ETFは株式と同じように取引所に上場されているため、値動きを見ながらリアルタイムでの売買が可能です。
リアルタイムでの売買ができるとはいえ、頻繁な売買はオススメしません。
売買する度に手数料が発生して、最終的なリターンが目減りしてしまうからです。
ETFもインデックスファンドと同じで、長期保有に適しています。
また、ある特定の戦略に特化したETFも数多く存在します。
しかし、指数に連動するからと言って、必ずしも投資する価値があるとは限りません。
ETFの中には、市場のごく一部だけを対象にしたものや、極度に攻撃的な運用をするものもあります。
このようなリスクの大きい投資が、本当に自分の投資戦略に合っているかを考えるべきです。
ここで前提としているのは、「長期投資」ですので、大きなリスクをとって短期的に大きな利益を狙う投資は、合わないということが分かりますよね。
ETFが向いているのは、ある特定のセクターや市場全体に投資したい人、そして株式と同じように取引所で売買したい人です。
ETFは分散投資を実現する優れた方法の一つです。
例えば、あるセクターのETFを保有していれば、そのセクター内の複数の銘柄に分散させることができます。
ETFの利点は、インデックスファンドであることと、手数料が安いことが挙げられます。
ETFを買うだけで、コストをかけずに十分に分散されたポートフォリオを組むことができます。
インデックス投資の落とし穴
インデックスファンド及びETFの優れている点についてご理解いただけましたでしょうか?
インデックスファンドの利点ばかりに注目してきましたが、はまりやすい落とし穴についても触れておくべきでしょう。
以下をご覧ください。
オーバーラップ
オーバーラップとは、ポートフォリオの中に同じような銘柄を集めた投資信託、あるいは同じような戦略で投資する投資信託が複数ある状態のことを言います。
これは良くないことで、自分では気づきにくいかもしれません。
オーバーラップが危険なのは、市場が不安定になって、大型株が値下がりしたときに、大型株に投資しているファンドすべてが値下がりしてしまうからです。
このオーバーラップは、資産形成を妨げる大きな要因の一つとされています。
エンハンストファンド
エンハンストファンドもインデックスファンドの一種ですが、連動する指数と全く同じ構成銘柄にするのではなく、少し手を加えて指数より上の成績を目指すものです。
これらはファンドマネージャーの独自の判断で、これから値上がりするとみられる銘柄の比率を上げたりします。
それだけ聞けば、確かに良さそうなファンドのように聞こえますよね。
しかし、現実はそれほど甘くありません。
実際のところ、エンハンストファンドがインデックスファンドを上回ることはめったにありません。
それに加えて、手数料が高く、構成銘柄の売買がよく行われているため、投資家はそのたびに税金を払わなければならないのです。
つまり、コストが高いという点で、インデックスファンドには勝てません。
「エンハンスト」のほかに、「プラス」や「マネージド」という言葉が名前に入っているインデックスファンドには注意が必要です。
これらの言葉が入っていたら、アクティブファンドと同様に十分にリサーチする必要があります。
とにかく目論見書を読むことが重要でしょう!
まとめ
このように、インデックスファンドは、市場に連動する低コストな投資方法として優れており、長期的な資産形成に適しています。
主な特徴と注意点は以下の通りです。
- 低コスト:手数料が安く、投資家にとって有利
- 低リスク:複数の種類の異なるインデックスファンドを持つことで分散投資できる
- 何に投資しているかわかりやすい:構成銘柄の大きな変更が少ない
- 税金が安い:ターンオーバーが少なく、税金面でも有利
- 注意点:オーバーラップやエンハンストファンドには注意が必要
インデックスファンドは多くの投資家にとって有効な選択肢になり得ます!
しかし、自身の投資目標や戦略に合わせて慎重に選択することが重要です!
次の【投資初心者必読#8】では、資産配分と株式・債券のリサーチ術について解説しています!
資産配分について考えているけど、考えが上手くまとまらない方やリサーチ方法を詳しく知りたい方は、ぜひ合わせてお読みください!
また、やはり一人で資産運用するのは不安だなと感じている人は多いと思います。
そのような人には、先述したように、ウェルスコーチという無料の資産運用の一括比較サービスがオススメです!
FP(ファイナンシャルプランナー)と面談をして、1人1人適切な資産運用手法を紹介してもらい、プロのサポートのもと資産運用をすることができます。
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