こんにちは!Shawです。
皆さんは、ご自身のキャリアや働き方について考えたことがあるでしょうか?
多くの方が”Yes”と答えるのではないかと思います。
かく言う私も実は2回のキャリアチェンジをしていて、それらについて悩んだ過去を持っています。
そんな中、『転職と副業のかけ算』moto(戸塚俊介)・著(扶桑社・2019年)という本に出会いました。
そこでは、転職や副業を上手に使いながら自分という個人の市場価値を高めていく重要性を説いていました。
その本を読み、納得したと共に、私自身も真剣にキャリアや働き方と向き合っていく必要があるなと実感しました。
この記事では、大きな変革期を迎えている現代において、
「なぜ個人の市場価値を高めていかなくてはいけないのか?」「なぜキャリアと向き合っていかなくてはならないのか?」
について現段階で個人的に思っていることを綴っていきます。
この記事は以下の人におススメです!
- キャリアや働き方に悩んでいる人
- いわゆる「安定」している企業に勤めている人
- 仕事に追われている人
急激に変化する現代社会で生き抜くにはどうしたらいいか
平成から令和になるタイミングあたりから、「転職」や「副業」という言葉を見聞きする機会が増えてきました。
その裏には、将来に対する漠然とした不安、インフレする日本経済や満足のいく給料をもらえていない現状など、多くの要素があると考えられます。
そんな日本は昭和時代に急激な経済成長を遂げてきました。
その成長は、終身雇用制度と年功序列制度に支えられてきました。
これは、企業に入社してから定年まで雇用が保証されて、働き続ければそれに応じて給料も上がっていくというものです。


サラリーマンの生活はこのような制度に守られていたと言えるでしょう。
そして、このシステムの維持が日本企業ひいては日本経済の発展に寄与してきました。
しかし、経団連の中西宏明会長は、2019年5月の定例会見で「終身雇用を前提にすることが限界になっている」と発言します。
終身雇用には、人件費が高騰しやすい、従業員のモチベーションが低下する、イノベーションが起こりにくい、人材の多様性に欠ける、 長時間労働の温床になるというデメリットがあります。
このモデルは平成の後期からの経済情勢の変化や労働者側の価値観の進化などにより、崩壊しかけていると言えます。
このような発言からも分かるように大企業にいれば安定であるという考え方は終わりを迎えつつあります。
昭和から平成にかけてのいわゆる「大企業信仰」はもはや幻想となったのです。
これまで当たり前だったことが、当たり前ではなくなってきています。
実際に、日本を支えてきた大企業が大規模なリストラを敢行しています。


2024年11月にはあの日産自動車が全従業員の1割弱にあたる9,000人をリストラするという衝撃的なニュースが世界を駆け巡りました。
終身雇用を信じて就職し、会社の指示に従い続けても、ある日突然、リストラ対象となり、早期退職を勧められてしまうのです。
彼らは長い期間会社に在籍し、普通のサラリーマン以上の年収をもらっているでしょう。
しかし、その事実と彼ら自身の市場価値は別問題だと考えます。
時代が変化するに伴って、企業だけではなく、個人にも変化が求められていると言えるのではないでしょうか。
それでは、個人はどう変化していけばいいのでしょうか?
答えは「個人で稼ぐ能力を身につける」ことだと考えます。
それは副業して稼ぐということだけではなく、個人の市場価値を高めてどんな環境でも稼げる人材になるという意味でもあります。
変わる「安定」の定義
これまでの「安定」という定義は、大企業などに所属して、そこで働き続けることでした。
大企業に就職すれば、年功序列で順々に昇格・昇進をすることができる。
給料も自然と上がっていき、クビになることもない。
そして、淡々と会社に勤めていさえすれば退職金をもらって定年で退職できる。
今までは、そう考えられていました。。。
日産自動車の例の通り、現代において「安定した企業」は存在しないというのがお分かりいただけたと思います。
莫大な資金力やブランド力を味方につけて、すぐには潰れない企業はもちろんあるでしょう。
でも、その組織に所属することが個人の安定にはつながるわけではありません。
企業が生き残る可能性と、個人が生き残る可能性は完全な別問題と言えます。
「大企業に所属していること」と「大企業で生き残ること」は全く別の話です。
企業の看板を利用するのは間違ってはいませんが、「大企業にいるから私は安定している」という考え方はとても危ういと思います。
「会社にキャリアを準備してもらう」や「会社から給料をもらう」というこれまでの考え方を捨てて、
「キャリアを自分で獲得しに行く」「年収を自ら上げに行く」「副業を通じて自ら稼ぐ」という考え方を持つことが大事なのではないでしょうか。

企業に依存しない生き方
大企業に所属することが安定であると未だに考えている人は、沈没した豪華客船の「タイタニック号」の乗客に似ているとmoto氏は語っています。
乗船していた誰もが、まさか自分が乗っている船が沈没するなんて考えもしなかったことでしょう。
「タイタニック号」を企業に例えると、、、
会社が倒産しそうなときに、ほかの会社に乗り移らずに、行動しなかったらどうなるでしょうか。
結果は、もちろん倒産していく会社と共に運命を共にする他ありませんよね。

助かるためには、生き残る力を自分自身が身につけておき、別の船に乗り移らなければいけません。
皆さんは、明日会社に出社して、上司からいきなりクビを宣告されたとしたら、落ち着いて「わかりました」と言える状態になっているでしょうか?
「自分はいつでも転職できる」「どんな環境でも、自分でお金を稼げる」「給料以外にも収入がある」という状態こそが「安定」した状態だと私は考えます。
一つの会社に固執して働き続けるよりも、複数の会社で経験を積み、自分の市場価値を高めていくことは、ある意味で自分を助けることになると言えます。
転職や副業は、より高い収入や新しい成長機会を求めるため、自分の置かれた環境を変えるために誰もが使える手段です。
どんな船でも沈む可能性のある現代において、これらを駆使して、いつでも乗り換える準備をしておくことは非常に有効的だと思います。
まとめ
ツラツラと考えを述べさせていただきました。
まとめると以下のようになります。
- 終身雇用制度は限界を迎え、大企業信仰は幻想となっている
- 企業の存続と個人の安定は別問題であり、組織への依存は危険
- 真の「安定」とは、自分で稼ぐ力を持ち、環境変化に適応できる状態
- 転職や副業は、市場価値を高め、収入源を分散させる有効な手段
- キャリアと収入は、受動的に会社に依存するのではなく、自ら構築していく時代
現在、多くの人がキャリアと働き方で悩んでいると思います。
この記事がその悩みを解決する一助になれていたら嬉しく思います。
また、そのような人には『転職と副業のかけ算』moto(戸塚俊介)・著(扶桑社・2019年)がオススメです。
moto氏は5回の転職と副業で年間5,000万円も稼ぐようになった人物です。
非常に有用な情報を与えてくれる本なので、気になった方は是非読んでみてください!
この本のレビュー記事も書いていますので、そちらも参考にしてみてください!
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